【全身がカチカチな時は⚫️⚫️を疑う】
このシリーズは日々の臨床で筋膜整体独特な対処法や
筋膜の不思議な現象をどう対応しているかなどを
綴っていきます。
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先日新患でいらっしゃった、
50代前半の小柄な女性の話し。
主訴は両足裏の痛みと、
腕が後ろに回らなくなってきた
とのこと。
両足の裏の痛みは、整形外科受診で
坐骨神経と診断を受けたそうです。
検査で体幹の側屈と回旋だけを診ると、
痛みはないものの骨盤が全く動かない。
で、この側屈と回旋だけをなぜ見たかというと、
とても大切な事なので覚えておいてください。
この体幹の側屈回旋は、
【背骨】や【股関節】が
どうなっているかを見るために大切なことです。
腰の痛みなどは主訴になかったため、
あえて体幹の前後の検査はせずに
側屈、回旋だけを見たのです。
またこの側屈回旋の検査は、
腕が後ろにいかなくなった原因を探るためにも
や役立ちます。
ただ、この検査をしても
【なぜ両足の裏痛みが出ているのか?】
という問題を推測するのは不十分です。
その後、股関節の検査をすると、
痛みや可動域の極端な低下は
見られませんでした。
とりあえず、全身を見ながら
施術をしていく旨を伝えて
背中や背中の状態をチェックすると、
「いた!」(心の叫びです)
私 :「食いしばる癖は自覚していますか?」
患者:「はい」
私 :「多分これが足の痛みを引き起こしていて
背骨を硬くしてしまっているので、腕も
後ろに回しにくくしていると思います」
このように、食いしばる癖がある人は、
全身をカチカチにしてしまうことが
多く見受けられます。
その検査は、背中をさわればだいたいわかります。
背中を触っただけで、
噛み締めグセを見抜いたら
信頼される整体師になること間違いなしです。
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筋膜TOM
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